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lab1手を介し簡単に移る菌・ウィルス(トランプ実験)

85%の確率で菌・ウイルスが手に付着!? 何気ない普段の生活でも手を介し簡単に移る可能性
〜 薬用石けんを使って、正しい徹底!手洗いをしよう 〜

当研究所では、日常生活でどのように手を介し菌・ウイルスが拡散するかを調査するために、実際に手を使ったゲーム、トランプを用い実験を実施しました。トランプゲームの定番である"ババ抜き" をした場合、メンバーの中に、菌・ウイルス保持者がいたらどうなるのかを、ブラックライトで光る蛍光塗料を菌・ウイルスに見立てて実験を行いました。

実験方法

STEP 1 5人で "ババ抜き"をする際、1人の手に菌・ウイルスに見立てた蛍光塗料を塗る
STEP 2 5人で実際にババ抜きを行う
STEP 3 ゲーム終了後に、ゲーム参加者全員の手とトランプ全53枚に蛍光塗料が付着したかどうかブラックライトを使用して確認

  1. ※ 感染者と見立てた者の左隣から、被験者A、B、C、D順に輪になって座り、被験者Aから反時計周りに左側にいる人のカードを引いていく
  2. ※ 非感染者役の被験者がトランプを切って、参加者に配布
  3. ※ 全5回実施。各回新品(未開封)のトランプを使用

実験結果:平均3.4人(85%) の割合で手に塗料が付着

全部で5回、"ババ抜き" を実施したところ、5回とも非感染者役の被験者の手に蛍光塗料が付着していました。割合でみると、非感染者の4人中、平均3.4人(85%) の確率で塗料が非感染者役の被験者にまで付着していたことが確認されました。また、1回のゲームで使用したトランプ計53枚中、平均21.6枚(40.8%) が塗料で汚染されていました。これは、日常の何気ない行動、例えば物の貸し借りや手をつかった行動などから、手から手を介して簡単に菌・ウイルスが拡散することを意味しています。

  1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 汚染率
Aさん 汚染 汚染 汚染 汚染 汚染 100%
Bさん 汚染 汚染 汚染 非汚染 汚染 80%
Cさん 汚染 汚染 非汚染 汚染 汚染 80%
Dさん 汚染 汚染 汚染 非汚染 汚染 80%
汚染された人数 4/4人 (100%) 4/4人 (100%) 3/4人 (75%) 2/4人 (50%) 4/4人 (100%) 3.4/4人 (85%)
汚染されたトランプ枚数 28/53枚 (52.8%) 27/53枚 (50.9%) 17/53枚 (32.1%) 14/53枚 (26.4%) 22/53枚 (41.5%) 21.6/53枚 (40.8%)
  • ババ抜き1回目プレイ後のトランプババ抜き1回目プレイ後のトランプ
    (汚染枚数28/53枚)
  • ババ抜き2回目プレイ後のトランプババ抜き2回目プレイ後のトランプ
    (汚染枚数27/53枚)
  • ババ抜き3回目プレイ後のトランプババ抜き3回目プレイ後のトランプ
    (汚染枚数17/53枚)

ババ抜き2回目プレイ後の参加者の手(汚染者4人/4人)

対処方法 :ゲームの後や帰宅後、食事の前には、薬用ハンドソープを使って30秒以上手を洗いましょう

上記の結果から、手から手を介して簡単に菌・ウイルスが広がることが分りました。手から手を介して拡散する感染症を防ぐためには石けんを使った手洗いが大切になります。特に家に帰った後や食事の前には、殺菌力のある薬用石けんや薬用ハンドソープをつけてよく泡だて、30秒程度時間をかけて隅々まで洗うことが重要です。その後、流水で石けんをしっかり洗い流し、清潔なタオルやペーパータオルで、きちんと手を拭いて乾燥させましょう。

バイ菌・感染症から家族を守る「徹底!手洗いラボ」… 感染症・食中毒を防ぐ正しい手洗いを推進する、感染症予防対策の情報・研究サイト

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