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column4食中毒防止の基本 手洗い

私は料理教室等で衛生をお伝えするとき衛生の世界基準となっている「HACCP(ハセップ)」方式にてお伝えしています。ハセップとは、食品の衛生管理 の手法のことで「危害の発生を先に排除して衛生を保つ」という考えで、例えると「転ばぬ先の杖」。食中毒予防の三大原則は「つけない、増やさない、そしてやっつける」。この原則に対し先に危害=食中毒の原因を取り除きながら調理をすれば食中毒は予防できます。

食中毒菌を食品に「つけない」ための基本は手洗い

食中毒菌で食品が汚染されないように水際で阻止する「付けない」ための基本として、とても重要なのが手洗いです。人の手は食中毒菌の「運び屋」で、知らない間に様々な汚れやバイ菌が付着しています。人から人に食中毒菌がうつることを防ぐことが、手洗いの大事な目的です。
食品を扱う際に手洗いが重要だということは知っていても、ご家庭で正しい手洗いを実践している人は少ないのではないでしょうか。

手洗いの必要なタイミング

手洗いは、調理前、トイレの後はもちろんのこと、調理作業中に生鮮食品(肉や魚など)、食材が入っていたトレイやダンボールなどに触れた後や、サラダや漬物などそのまま食べるものの調理・盛り付け前など、調理中もこまめに手を洗うことが重要です。
料理教室では、薬用せっけんを使って、手の平、手の甲、指先・爪、指の間、親指、手首などのポイントをそれぞれ5秒以上洗い、流水できれいに泡を洗い流した後、キッチンペーパーで手先から手首に向かい拭くよう指導していて、ご家庭でも実践いただいています。

家族のためにも徹底した手洗いを実践しましょう

手洗いをしっかりしていないと、家族のための食事作りで、愛情をこめた手料理が家族を苦しめることになるかもしれません。家族のためにも、ぜひ正しい手洗いを習慣づけてください。

若宮寿子 先生

若宮寿子先生

栄養士
FCAJ認定フードコーディネーター
米国NSF HACCP9000コーディネーター

若宮ヘルシークッキングスタジオ主宰。企業の栄養指導、給食管理を8年間 行った後、若宮ヘルシー料理教室主宰。あらゆる世代に向け、健康と美しさをサポートするヘルシー料理を雑誌・テレビで紹介。 さまざまな企業、ホテル・レス トランのフード コンサルタント・メニュー提案にも携わるかたわら、国際的な食品衛生管理手法HACCPに基づく衛生指導にも力を入れている。

バイ菌・感染症から家族を守る「徹底!手洗いラボ」… 感染症・食中毒を防ぐ正しい手洗いを推進する、感染症予防対策の情報・研究サイト

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